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東大阪市アライメントの高田オートKEINZです。
平成24年式で走行距離が266,000kmのZVW30トヨタプリウスLを、
バック時のブレーキ異音修理でお預かりしました。
左リヤブレーキからの音で間違いなさそうなので、とにかく車両をリフトアップ
しタイヤ&ホイール回してみると明らかに左リヤの回転が重く、ブレーキの引
きずりを起こしているようです。
下は、ブレーキキャリパーを取外したブレーキパッドやディスクローター状態
です。内側のディスクパッドが外側と比べ明らかに減っています。

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調べてみると、キャリパー自体のピストンなどの動きに問題はなさそうで、
キャリパーとブラケットをつなぐスラストピン部がサビやブレーキダストで固
着し、キャリパーの動きが悪くなっていたのが原因でした。

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キャリパーブラケットなどを取外し、傷んだディスクローターを新品部品と
交換します。

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ディスクローター組付け後、新品のディスクパッドを面取りを軽く行い、
摺動部にグリスを塗り組付け、キャリパーのスラストピンが入る部分を
入念に清掃し、固着防止の為に軽~くグリスを塗りキャリパーを組付け
完成です。

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プリウス等ハイブリッド車は、ブレーキパッドの消耗が通常のガソリン車と
比較すると少ないので、1年毎の点検時には今回のような箇所に付いての
充分な清掃や給油が重要だと感じました。